店主は気づいた
「変な魚は売れない」
長年市場に通い続けた私は気づいた
巨匠達は売れる魚しか買わない
大手チェーンも同じ
人々は安心を求め食べ慣れた物に落ち着く
漁師が汗水垂らして吊り上げた
「よく分からない魚」達は今日未だ陽の目を浴びていない
売ってみせよう
食べ方が分からねば美味しくしよう
人々にまだ知らぬ味を届けることに金の匂い・・・
使命を感じた料理人が満を持して開いた店
それが「やばい魚屋さん」